どうも皆様おはラウディ!
ROWDYのjadeです。
さて、今回は日本の、いや世界の住宅事情を揺さぶっている「ウッドショック」について取り上げてまいります!
ウッドショックとは
そもそもウッドショックとはなにか。
ひとことで言うと木材不足&高騰です。
それはかつての石油危機、オイルショックを彷彿とさせるほど。なのでそこになぞらえて「ウッドショック」と呼ばれているみたいですね。
その価格高騰ぶりは、1年で4〜5倍に跳ね上がっていると言われています。2020〜2021年の間のお話ですよ。
(ま、私jadeも知りませんでしたが 笑)
ウッドショックの原因
ではなぜ、そんなに木材の値段が高騰しているのでしょうか。
それは、木材需要の急拡大が起こったからです。
木材の不足と高騰ですから、需要の拡大があったであろう事は理解できると思います。
もっと言うと、アメリカ・中国といった大国の木材需要の拡大が背景にあります。
そして、ここでもコロナが関わってくるんです。
コロナ禍においてはテレワークという生活習慣が根付いてきましたよね。
それにつられて、郊外のマイホーム需要も高まってきました。
アメリカのある地域では新築ラッシュで、バンバン家が建てられているそうです。
そんなわけで、大量に木材が必要になっています。
供給量は追いついていません。とはいえ、木材の流通が全くゼロになっているわけではないので、次に売られるタイミングというものがあります。
ところがそこで、大量購入できるアメリカや中国に持っていかれる。
日本が木材を入手できる可能性は、限りなく低いのです。
結果、今の日本の住宅事情では、建築費用が跳ね上がるという事が起こっています。
日本に与える影響
ウッドショックによって、木材の価格が高騰していることは先に触れました。
つまり、日本国内で新しく家を建てようと思ったら今までの比じゃないくらいの費用がかかってくることが予想されます。
影響があるのは新築についてだけではありません。
リフォームなどでも同じことが起こり得ます。
そりゃそうですよね、木材が必要なんですから。
とはいえ、今のところは消費者側の価格にまでは影響は及んでいないそうです。
住宅業界の営業努力には頭が下がりますよ…!!
(ソース記事:
で、ここらでそろそろ疑問が湧いてきますよね。
「いや、輸入しなくても日本にいっぱい木があるのでは…?」と。
日本の木材使えば?
ご存知の通り、日本はその土地の多くが山です。
つまり木。
「木がたくさん生えているんだから、それを切って国内で木材まかなえばイイじゃん!!」的な意見が聞こえてきそうです。
もちろんそうしたいのは山々なんですが(山だけに!)、実は日本の木材自給率は3〜4割ほどなんです。
つまり、木材はおよそ6割を輸入に頼っているので、輸入量が絞られている現在、かなり危機的状況です。
自給率をあげようにも、木は一朝一夕で育つものではありません。計画的に、長い年月をかけて育てる必要があります。
今から頑張ったとしても、結果が出るのは何十年後になることか…。
なのでもう結構キツイんです。
そのへんの事情はこちらでどうぞ!
【WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜】林業を取り巻く環境を親しみ易く描いた映画【ネタバレなし】
ウッドショック、英語で言うと…?
いや、これ私の疑問なんですけどね(汗)
「ウッドショック」って、誰が言い出したのかはわかりませんが、日本人が作り出した言葉なんでしょうかね?
記事執筆時点では、今のところ「wood shock」「 wood crisis 」ではそれらしい記事がヒットしませんでした。
で、英語の記事を見ていると、全体的に浸透しているかはわかりませんが、「lumber crisis」(木材危機)という言い方を見つけました。
まぁそのまんまですね(笑)
アメリカが木材を大量購入しているとはいえ、やはり供給量はかなり不足しているようです。
ソース記事:
・Lumber shortage a crisis for Michigan home builders and their customers
(Googleさんに翻訳してもらってね! 汗)
まとめ
コロナは本当にいろんな業界に陰を落としていますね。
しかし、そんなピンチもチャンスに変えられると信じて、我々は生き抜くしかありません。
国産木材の需要が高まる事でまた林業が活性化して、担い手不足が少しでも解消に繋がれば喜ばしい事ですよね。
長い目で見ると、一次産業が弱まるといざというときにキツイもんがあります。(長い目で見なくても)
ウッドショックみたいな事がないのが一番ですが、起こってしまったことに対しては、改善を優先して建設的にいければいいですね〜。
頑張ろニッポン!そして世界!!
jadeでした〜!