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【ファスト映画とは】著作権に問題あり?本当に映画産業に打撃を与えるのか【闇】

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ファスト映画とは?

どうも皆様おはラウディ!

ROWDYのjadeです。

 

ここ最近はファスト映画が結構流行っているらしいですね。

ファスト映画とは、『映画の内容を10分ほどにまとめた動画』の事を指します。

 

映画好きなワタクシjadeとしては、正直「それってどーなの?」っていう気持ちもなくはないのですが、理解できる部分もあります。

 

忙しい現代人にとって、2時間前後の映画を観るっていうのも一苦労ですし。

 

しかしこの映画時短市場の伸びっぷりを見ると、そう単純なお話だけでもないかもしれません。

 

ということで、今回はそのあたりを深ぼりしていきましょう!

 

2時間の映画を10分で観る=ファスト映画

近頃You Tubeにおいて、2時間前後の映画をギュッと10分程度で解説するファスト映画というジャンルの動画が流行っています。

 

あらすじの説明・概要の紹介ではなく、最初から最後までのネタバレを含めた内容をまとめたという動画です。

 

これどう思いますか?

映画好きな方からすれば邪道極まりない鑑賞方法ですし、そもそもそれは映画を観た事にはならんだろ、という感じでしょうね。

 

まとめた動画というのが、「あらすじの説明」なら理解できると思います。

それを見て、面白そうな映画だと感じたら観ればいいわけですから。

 

しかし、今求められているのはそうじゃない。

ネタバレを含め、その映画の見どころを全部教えてくれる動画が人気を得ているんです。

 

そもそもファスト映画の著作権は?

ファスト映画は「そもそも著作権的に大丈夫?」という話があります。

You Tubeを眺めてみるとわかりますが、動画は本編映像使いまくりで構成されています。

いや、えぇんかそれ。と。

 

 

結論から言うと、やっぱりダメみたいです。

 

法的には「引用」の範囲なら構わんみたいですけど、ファスト映画は明らかに引用の範囲超えてますしね。

権利者側が訴えたらもちろんアウトでしょう。

 

現状ほぼ野放しですが、今後はわかりません。

なんなら漫画村騒動になぞらえて批判している人も居るくらいです。

 

ま〜批判したところでやっぱり見る人はいますし、公式にうまいこと落とし込める仕組みができればいいなぁとは思いますけどね〜。

すぐには難しそうです。

 

2021/06/21追記:業界もしびれを切らしたようです。さすがに取り締まらなくちゃダメですよね。

NHKニュース 「ファスト映画」投稿急増 映画産業界に危機感 法的措置も

 

(娯楽に使える)時間は有限である、けども

映画って基本的には2時間くらいですよね。よくよく考えると、2時間って長い。

(我々ROWDYもよく「上映時間が短いから、見易くてイイね!」という感想を言ってたりします。)

 

いざ映画を観ようと思ったときに、その作品が果たして面白いものなのか、全くの駄作なのか。

一切の事前情報抜きに観始めて、結末がクソだった時の「時間を返せ」感は異常です。(口が悪い)

 

そう考えると、事前に映画のクオリティを知る事ができるという点で、「2時間の映画を10分にまとめた動画」は有用かもしれません。

 

 

にわかには信じ難い事ですが、そんなファスト映画を観て、映画本編を観た気になっている層もいるという事ですから驚きです。

 

小説のあらすじを読んで知った気になって、「原作読んだ!」と言うくらいヤバいっす(個人的の感想)。

 

ファスト映画からみる、潜在的なニーズ

と、ここまではファスト映画を批判的なスタンスで見てきましたが、事実としてそういった動画は再生数伸びてます。

大体、数十万〜数百万再生くらい。

 

先述のように、時間がない人や、映画に興味が薄く、話題作だけサクッとチェックしたい人にとってはいいコンテンツかもしれません。

 

しかし、客層はそれだけではなさそうです。

 

動画のコメント欄を見ていると、「動画を見て面白そうだったので、映画(本編)を観ました」という方も少なからず居ます。

 

「面白くないかもしれない映画に時間を割きたくない」という層ですね。

こういう人は、その作品が確実に面白いとわかっていれば映画を観る時間を作ってもいいという人なので、映画業界的には顧客になり得る層です。

 

しかしそんな層は、業界側が引き付けにくいですよね。だってネタバレなんてしたくないし、ネタバレによって失うお客さんの方が多いかもしれないんですから。

 

まとめ

大まかに分けると、結局は「2〜3時間も映画に使いたくない」、「面白いかどうかわからない作品を観たくない」、

だからファスト映画を見たい!というニーズがあるようですね。

 

そういう層に対するアプローチとして、映画業界側も本編冒頭10分を無料公開してみたり、原作小説(脚本)を映画公開前に発売してみたりと対策は講じているように見受けられます。

 

鬼滅の刃の大ヒットからも、客は内容を知っている作品でも映画館に足を運ぶという事が証明されていますしね。

 

とにかく、映画好きとしては映画業界が盛り上がるように願うばかり!(現状ファスト映画は法的にヤバげなのでアカンけども!)

 

当サイト「ラボラウ」や、我々のラジオ番組「ROWDYの暴れん坊ラジオ」でも映画の紹介をしておりますので、一緒に映画業界を応援していきましょう〜!

 

jadeでした!