1939年にスタートした人気コミックBATMAN。その敵役として登場する、ピエロ姿の殺人鬼JOKER。(厳密には殺人鬼というか、犯罪首謀者とかそういう感じらしいです)
そのクレイジーでブッ飛んだキャラクターに魅了されたファンは数知れず。
JOKERというキャラクター自体があまりにも人気のキャラなので、この映画の評価も賛否別れてはおりますが、とはいえ、映画自体の出来を単体で見ると素晴らしい作品である事は間違いありません。ていうか概ね好評です。
個人的には、クライマックスに向けてドンドン盛り上がっていく展開に、ガッツリハートを掴まれました。
JOKER
というわけでどうも皆様おはROWDY!ROWDYのjadeです。今回紹介する映画はコチラ!
JOKER
です!
(冒頭の)あらすじ
ボロアパートで母の介護をしながら暮らす、心優しき青年アーサー。
彼は大道芸人(というかピエロ姿の賑やかし)として活動しつつ、コメディアンとして成功することを夢見ていた。
笑顔を絶やさず、周りも明るくする(?)アーサーの事を、母親は「ハッピー」と呼んでいた。
だが、身体の不自由な母親と、稼ぎの少ないピエロのアーサーという二人では生活は困窮する一方。
そんな中、母親は市長選に立候補している男に支援を求め、返事の来ない手紙を送り続けていた。
感想
正直、あのおなじみのJOKERのイメージからいくと、とても彼の前日譚とは思えないオープニングなんですが、物語が進むに連れて、その危うさや狂気が顔を出してきます。
悪役の話ですし行動もヤベェ奴なんですが、なんか妙に共感できてしまうポイントがあったり、現代社会とリンクするところがあったりで、異常とか正常とか、善悪とか人間の狂気とかいろいろ考えさせられます。
出演者について。デ・ニーロ・アプローチがヤバイ!
主役のJOKER、見た目はとにかくホントガリガリです。言わずもがな、主演のホアキン・フェニックスさんは激ヤバです。マジスゴイっす。
このJOKERを演じるにあたって、20kg以上もの減量を行ったそうです。
その役者根性、役作りの姿勢たるや、デ・ニーロ・アプローチそのものです。(念の為、デ・ニーロ・アプローチについて説明しますと、「徹底した役作り」という意味です。激痩せしたり鍛えたり、髪や歯を抜いたり、もう命がけで役作りに挑んじゃう姿勢をデ・ニーロ・アプローチと言います。)
そしてこの映画ではデニーロさんも出演しているという、夢のコラボ!
そしてデ・ニーロ・アプローチといえばクリスチャン・ベールさんじゃないでしょうか。
今作JOKERには出演していませんが、クリスチャン・ベールさんはバットマン役としても有名です。
ガリガリ男として主演した映画マシニスト撮影終了から、ムキムキ男として主演するバットマン・ビギンズのために、僅か6ヶ月でバッキバキに仕上げてきたというクレイジーイケメンです。
BATMAN作品の主演俳優はデ・ニーロ・アプローチしがちというあるあるが歌えそうですね。…すみません、脱線しました。
なにしろ、主演のホアキン・フェニックスさんの演技に注目です!
賛否ポイント
この映画がどう既知のJOKERに繋がるのか、という所が大きな注目を集めていました。
で、Twitterとかネットの記事を拝見しますと、否の意見としては「これはあのJOKERじゃなくね?」と「年齢合わなくね?」が多いのかなと感じました。(個人の感想です)
ワタクシjadeは、BATMANについてはクリスチャンベール版しか観てないニワカですので偉そうなことは言えませんが、確かに物語の整合性という意味では違和感があるかもしれません。
しかしご安心ください。
監督的には一つのアンサーがあるとの事。
とかいいつつ、しばらくはそれを明かさない意向らしいです。ほんで、観客のあらゆる考察を見てニヤニヤするんですって。
どうやら映画JOKERを考える上では、JOKERという特殊なキャラクターを踏まえて、物語が誰視点で描かれているのかを含めて考察する必要がありそうですね。
まとめ
ゴチャゴチャ言いましたが、シンプルに映画として面白いです!
BATMANの一部として捉えるかどうかで賛否が別れがちなので、そこは逆に(?)JOKERの一部にBATMANの要素が入っていると捉えた方がより楽しめるかもしれません。
更に言うと、BATMAN要素全部取っ払っても充分に楽しめる作品です(いいのかそれで)。
この映画を観終わったアナタは、きっとJOKERファンになっていることでしょう!
ただ、それを公言するとヤベェ奴認定されるかもなので、そのへんはご注意を(笑)
というわけで、今回紹介した映画はJOKERでした!